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●驚いた獅子とうさぎ (2009.9.13) 

第1編 お釈迦様の出現

第7章 広まる教化圏

第6節 驚いた獅子とうさぎ

1.お釈迦様は悟りをおこしてから4年たった。<バイシャーリ>国の<大林精舎>にすこしいらっしゃったが、また<コーシャラ>国<シュラバスティ>の<祇園精舎>にいらっしゃり、長い間日照りが続いて川の水も渇き、田んぼに水をいれるのが難しくなった。

  <カピラ>城と<コーリ>城の二つの国の間に流れる<ローヒニ>川について、二つの国で水を取り合う争いがおきた。その川の水を利用してその畑にたいして、穀物を実らせる二つの国の百姓達は水を奪うため悪口を言い合い、後になると木を持ち、刀を持ち、争った。

 それからたくさんの血を流すことになった。お釈迦様は<祇園精舎>にいらっしゃって、その噂を聞かれた。すぐに<カピラ>国に戻っていらっしゃり、すぐにも争おうとしていた二つの国の群集の間に止めて入って、真ん中に立った。両側の群集たちはお互いに「お釈迦様、お釈迦様」と騒ぎたて
『今、お釈迦様にお目にかかったので、どうして敵に弓矢を放つことができるでしょうか。』
と言って、すべての武器を放り投げた。お釈迦様はその光景を見て、すぐにふたつの軍隊の頭を呼んで伝えた。
『どうしてここに集まったのか?』
『争うためにです。』
『なぜ争っているのだ?』
『畑にいれる水のためにです。』
『人の命と水を比べれば、どちらがもっと大切なのか?』
『それは言うまでもなく、水は人の生命に比べることもできないと考えます。』
『それならどうしていくらにもならない水のために、値段がつけられない人の命をお互いに傷つけて奪うつもりなのか?』
彼らはまた言葉にならなかった。ここでお釈迦様は
『これは昔の話だ。深い山谷に黒い獅子が一匹いたのだが、いつでも「パナダ」の木の下に横たわって、他の動物が入ってくることの待っていたのだが、ある時、風で「パナダ」の木の枯れた枝が折れて落ちてきて獅子の背中をひっかいた。これに驚いて目が覚めた獅子は「私を見逃して」と逃げ出した。後ろをふっと振りかえってみると、何も自分をついてくるものはなかった。「これはただ木の鬼神が私を憎んで、その木の下で眠っている私を追い出すためにやったことだ。」と考えて、獅子は怒ってそこに戻ってその木にかぶりついて引きちぎった。
「私はお前の葉一枚も食べたことがなかったのに、ひと枝でも折ったこともなかったではないか?それで、お前は他の動物達がここにいることを許しているのに、私は許されないなんて、私にどんな間違いがあっただろうか?よし!私はお前の根っこをつかんで抜いて捨ててやる。」と言って、人を探しに行った。ちょうど車をつくる工人(職人)が木材を求めてきた。獅子はその男性に「パナダ」の木のある場所を知らせてあげて、工人はその木を切り倒して車を作ろうとした。男性はのこぎりでその木を切り倒してしまった。ここで木の鬼神も怒り出して、人の姿で現れて言った。
「お前はこの木を切って車をつくろうとしているのだな。それで、その車輪には黒い獅子の首がある皮を巻けばとても丈夫になるのだ。あの黒い獅子を捕まえて皮を剥ぎなさい」と騙した。男性は嬉しく木の鬼神の言われたとおり、黒い獅子をつかまえて持ってきたという。お前たち、この話の内容と同じく、人々は何もないことで誤解によって争って、さらにお互い争って殺しあいまでするのでどれだけ愚か者だろうか。』

2.『またこのような話もあった。棕櫚(シュロ)の木の森の中に住んでいるウサギは偶然にこのような考えをしていた。
「世の中が壊れたら、どうすればいいのか。」とその時、ちょうどどんぐり一粒がシュロの木の葉から落ちて、コロンという音がして落ちた。「あはぁ、世界はもう終わるのだなぁ」とばたばたと飛び跳ね、振り返りもせずに逃げ出し走っていった。その時に他のうさぎがそれを見て、「なぜそんなに急いで逃げ出しているのか?」と尋ねた。「大きな事件だ、世界がだめになったぞ」「あぁ、それは大きな事件だなぁ」と言って、一緒に走って逃げた。次の第3、第4のうさぎも途中で同じくともに逃げ出した。後には、数千のうさぎが全て一緒の群れとなり、逃げ出していった。この光景を見て、その言葉を聞いた鹿も、イノシシも、一緒になって、水牛・野牛・虎・獅子・象など、すべての動物は全部それとともに何里もの道のりを群れとなって、世界が壊れると逃げ出したのだ。

 その時、一匹の年老いた獅子がこれを見て、「あいつらは必ず何かに驚いてあのように逃げてくるようだ。たぶん何かの音を間違えて聞いたのではないのかなぁ。もし私がこのまま見ているだけにしていたら、あいつらは逃げ走っている間に全ての気力を失って死んでしまうだろう。」と考えてその獅子は飛んでそいつらの前に現れ、大きな声を出したので、前を走っていたうさぎが立ち止まった。何万にもなった動物たちも同じ様に急に立ち止まった。獅子はその真ん中に出てきて尋ねた。「お前たちはなぜこのように走って逃げ出しているのか。」「世界が壊れ始めました。」「誰がそれを見たのだろうか。」「象が知っています。」象に聞いてみると、象は獅子に聞いたといい、獅子は虎に聞いたといい、虎は水牛に聞いたといい、水牛は鹿に…。このように最後には一番初めに逃げたうさぎが見たとわかった。獅子はそのうさぎに「お前は本当に世界が壊れるところを見たのか?」「私は間違いなく見ました。」「お前はどこで見たのか?」「私が西の海にあるシュロの木の森で暮らしていたときに世界が壊れるようなまさにがらがらという音が出ているのを聞いて逃げ出してきました。」

 獅子は思い当たって、他の動物たちはそこで休んで待ちなさいと言って、そのうさぎを背中におんぶしてそのシュロの森を探して行って、その音が聞こえた場所を詳しく調べた。けれども落ちたどんぐりがあるだけ、世界には何も問題がないことを知った。ここでもう一度あらゆる動物達がいる場所に来て、どんぐりの実を見せて、それらの恐怖を解決してあげたと言うのだ。もし智慧の明るい年老いた獅子の教えがなかったならばその無数の動物達は逃げ出して行って大きな川に落ちてみんな一瞬の間に死んでしまうことになったのではないだろうか。

 みなさんたち、人は正しい見解をそなえなければならない。つまらない誤解で万人が一緒に悲惨な最期を呼ぶことになることがあるということを注意しなければならないのだ。』
と言われた。
二つの国の人々はお釈迦様の丁重な神秘の教えを受けて、嬉しくお互いに後悔して、謝り、慰めによって名門・貴族、子孫たちが仏法に帰依した。お釈迦様はその人々を連れてふたつの国を済度して、しばらくの間<カピラ>城の<ニャグロオダ>森にとどまった。

3.その時に<マハーパジャーパティー>夫人はある日、新しく作った服2着を持って<ニャグロオダ>森を訪れて話した。
『お釈迦様よ、新しくつくった2着の服は私の手づくりでお釈迦様のために糸をよって織り縫ってつくったものなので、その誠意を考えて受け取ってください。』
『はい。これはあらゆる「比丘」たちに供養されるのがよいのです。それならば僧伽(上の位のお坊さんたち)と私に供養したのと同じ事なのです。』
夫人は2,3回お願いした。お釈迦様は同じ話をされた。その横に立っていた<アーナンダ>が
『お釈迦様よ、どうか<マハーパジャーパティー>夫人の捧げた服を受け取ってください。あの方はお釈迦様に大きな供養をした方なのです。お釈迦様の叔母で、養母なのです。お釈迦様の生母がなくなってから自分のおっぱいで育てた方なのです。お釈迦様はあの方に大きな利益を与えてください。あの方はすでにお釈迦様に帰依して5つの戒律を受け持って、「三宝」に揺れない信仰心を持っていて「四諦」の道理に疑いのない方なのです。お釈迦様はあの方に大きな利益を与えるためにその願いを受け取ってください。』
と懇切丁寧にお願いした。お釈迦様は<アーナンダ>の願いによって、その施物の布施を受け取って、それよって「布施」の功徳を話されました。

 

 

 

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