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●<ヤショーダラー>と<月姫> (2009.9.13) 

第1編 お釈迦様の出現

第7章 広まる教化圏

第2節 <ヤショーダラー>と<月姫>

 

1.お釈迦様は次の日、荷物を積んで、<カピラ>城に入って行った。誰もお釈迦様を家に招待する者もおらず、さらに荷物を引き受けてご飯をあげる者もいなかった。お釈迦様は道を通り過ぎて家々ごとにご飯を托鉢されたのだった。
『<シッダールタ>太子がご飯を托鉢しに来た。』
人々は窓を開けて、変に眺めていた。この噂を聞いた<シュドーダナ>は悲しく、驚き、手に服をつかんだまま道に走り出てお釈迦様の前に立った。
『お前はなぜ家を辱めることをするのか、なぜご飯を乞食して回っているのか、私たちの家がこのぐらいの「比丘」たちの食事を与えられないとでも考えたのか?』
と責め立てた。
『父王様よ、私たちの御先祖様もこのように乞食をして、過ごしたのです。』
『それは何のことだ?私たちは<マハサムマダ>王の子孫なので、私たちの家では一人でも乞食として生まれた者はいないじゃないか。』
『父王よ、その王様の家系は<釈迦>一族の家系です。私の家系は<燃燈仏>如来の仏陀の家系なのです。その如来さまたちはすべてご飯を乞食して生き延びた仏様たちなのです。』

そしてお釈迦様はまた道で歌を歌った。
『捨てなさい、傲慢を捨てなさい。
  そして 正しい法を力の限り磨きなさい。
 正しい法を磨いて力の限り行動すれば
 この世でもあの世でも嬉しくなるのだ。

 正しい法を磨いて、力の限り行動すれば、
 すべて 悪い行動が遠くに消え去り、 
 その心ひとつを正しく持っていれば 
 この世でもあの世でも嬉しくなるのだ。』

 <シュドーダナ>はこの歌を聞いて心が開いて嬉しくなった。お釈迦様の木製の茶碗を受け取って、お釈迦様と比丘たちを高い宮殿に導いて、おいしい料理を供養した。供養が終わった後、<ヤショーダラー>夫人以外の他のすべての宮殿の夫人たちは、すべて出てきてお釈迦様にお辞儀をして挨拶をした。けれども<ヤショーダラー>だけは「もし私に少しでも会いたい気持ちがあるならば、お釈迦様は私に会いにきてくれるだろう。私はその時に挨拶いたします。」と言って、周りの人に勧められても言うことをきかなかった。お釈迦様は王様に茶碗を渡して<シャーリプトゥラ(舎利仏)>と<モッカラーナ(目連)>をつれて、奥の宮殿に入っていった。

『<ヤショーダラー>がどんなお辞儀をしてきても、何も言わないほうがよい。』
とふたりに頼んだ後、すぐに準備された席に座られた。<ヤショーダラー>夫人は求め泣くように走って来て、お釈迦様の足に頭をこすりつけて、満足するまでお辞儀をした。王様はお釈迦様に太子の妃の貞節の話をした。

『お釈迦様よ、私たちの<ヤショーダラー>は、太子が黄色い服を着ていた話を聞いて、自分もいつも黄色い服を着て、太子が一日一食食べたという話を聞いたら、自分自身も一日一食しか食べなかった。太子が大きな寝具を捨てたという話を聞けば、自分自身もワラの座布団の上に寝て、太子が香のあるものを使わないという話を聞けば、自分自身もそれらを遠くにおいやって、他の親族の王たちが再婚を勧めてお見合いをさせても、目もくれずに、固く自分自身を守っていたのです。<ヤショーダラー>はこのような徳性をそなえていたのです。』

『大王よ、本当に珍しいことです。この<ヤショーダラー>は、今は大王が保護して、いるので、その慣れた智慧で自分を守ることができるのでしょうが、昔は誰でも保護されなくても、山道を歩きながら慣れない智慧でそのまま自分を守っていたのです。』
そしてお釈迦様は次の<月の王様(キンナラ)>の前世(自分と<ヤショーダラー>の前世)の話をしました。

2.『昔<ボンダル>王が<バーラーナーシ>国を治めていた時、<ヒマラヤ>山の<チャンドゥラ>という<キンナラ(音悪神)>はその妻<月姫>と一緒に<銀月山>に暮らしていたのだ。その時<バーラーナーシ>の王は国の仕事を大臣にまかせて、自分は2着の黄色い服を着て、5つの武器を体に背負って、<ヒマラヤ>山をいつも旅していた。

 ある日、王は食事をした後に水が飲みたくなった。そして、いつか見た泉を思い出して、少し山を登って行くと<キンナラ>は本来雨期の間には山にこもっているのだが、暑い季節には山から降りてくる習慣があった。けれどもその時、<キンナラ>はその妻<月姫>を連れて山に降りてきた。体に香りをつけて、花のように薄い服を着て、花粉をとって食べて柔らかい声で歌を歌ってその泉のすぐそばにいた。そこで<キンナラ>はその明けは一緒に入っていって、花をまいて、水をかけあって、また出てきて、銀の光のような砂場だけの上に席を敷いて、横笛もふきながら、またきれいな声で歌も歌った。その妻もその人にしたがい、踊りを踊り、歌を歌った。<ボンダル王>はこの歌をこの歌の声をきいて、静かに近づいた。
<月姫>を一回みたらその人は一目ぼれをして、
「あの男を殺して、妻を奪おう」と考えた。それで<キンナラ>を弓で狙って殺した。弓で撃たれた<キンナラ>は苦痛に苦しみながら、死ぬ間際に

「死が近づいた。<月姫>よ、
 血は流れ、息が苦しいな
 身体を限りなく横に倒おして
 心はお前に向いていて、恋焦がれている。」

 このように歌を終わらせ花の席に倒れて、そのまま息を引き取った。<月姫>ははじめは楽しみにひたっていて、このようなことがおきたのを知らなかったがあとで知って、驚きと悲しみに打ち勝つことができず、泣き叫んだ。しばらくしてその恐ろしい<ポンダル王>の顔を発見した<月姫>は恐ろしさと怒りで震えながら、飛び出すように逃げ出して、山の頂上に立ち歌を歌った。

「悪魔よ、私のだんなは地面に倒れた。
 ああ、この悲しみ、おまえの妻にあげなさい。 
 子供ももたず、夫もなくし 、
 限りないこの悲しみをお前妻にくれてやる。」

 <ポンダル王>はあらゆる王宮の栄華を話し騙しても、<月姫>の悲しみと怒りは解くことができなかった。どうしようもなくそれを捨て、帰った。<月姫>はまた夫の全身を抱えて

「木ごとに花はきれいに咲いていて
 泉の水は清らかで静かに流れて、 
 <ヒマラヤ>の頂上で黄金に光りだすが、
 夫のいない私がどうやって毎日を過ごすのか?」
<月姫>はこのように歌を歌って、悲しがった。けれども<キンナラ>の胸が少し温かく、気がまわっていることに気付いた、今回はもう一度神さまに恨みつらみを訴えて

「この世界を守る 神様はいないのか?
旅にでも出たのか? 死んだのか?
どうして愛情が深いこの私の夫を
守ることができないで、見殺しにしてしまうのか。」
この上ない悲しみが神様に届いて感応させて、突然<帝釈天王>の席が熱くなった。<帝釈天王>はその理由を聴いて知り、すぐに「ブラフマン」に化身して上から降りてきて、<キンナラ>のからだに生命水をまいた。<キンナラ>の傷がきれいになおって、すぐに生き返った。<帝釈天王>はこのように
「これからはこの山を離れて人間の世界に降りてはならない。いつもここで暮らしていなければならない」
と諭して、すなわち天国に昇った。それなので<月姫>もまた
「クスマ」花が揺れる山の中、小川が
 木の間をぬって吹く涼しい風
 それでも今この場所を離れなければならない。
 永遠の愛の中、夫のふところに。」
 と歌を歌って、夫と一緒にその場所を離れた』

お釈迦様はこの話を終わらせて、
『大王よ、<ヤショーダラー>夫人は今だけでなく、遠い昔前世でもこのように私を大切に思ってくれていたのです。』
と言われて、言葉を終わらせた。

 

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